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フィルソン
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16/10/31

おだやかに晴れた朝、散歩もかねてサーフに出掛けました。沖で待機していたと思われる大きな外国船が朝の入港を開始していました。
湾内は穏やかなのですが大型船の引き波が強いからカヤックをする方は要注意です。

デパート二個分はありそうな大きさ!こんな大型船がここ数年、毎日のように博多に就航していますが、帰国する際に時々、数名いなくなっているというニュースがあってました。(恐)

ロッドはソルティスペイサイドSSP97ZHS。秋に合わせて仕上がって来ています。近海ソルトのショアフィッシング全般をカバー出来るスペック。北海道の海アメ、海サクラにも活躍します。以前はEVAバージョンを製作していましたが、「英国風ならコルクだよ」という要望が相次いだのでコスメもレッドにしてラバーエンドも朱赤にデザイン変更しました。うむ、良い感じです。

削り出しアルミ製のフラスコにラバーエンドのバットは重いか、重くないかと聞かれれば、重いです。それでも全長が長いロッドにはそれなりにエンドに重さがある方が振り回しやすいと思いますし、使われた方もこのバットの重さのせいで釣りにくいと言われる方はありません。そしてなにより、このクラシカルな雰囲気が釣りをしていて楽しいと感じます。ロッドを構成するカーボンは最新の高弾性を使用したクラシカルコスメのソルティスペイサイド。今時、こんなロッド、誰も持っていませんよ!

到着してすぐにシャローの海面が騒がしい。MP145を投げ込むと、ベイトが先に散ってしまって見切られてしまう。ベイトサイズが小さいのかなと思って遠くにバイブレーション投げてから差し込むとすぐにヒットしました。大きくなったコノシロも居るんですがシーバスは小型のイワシの方が喰いやすいと思っているのでしょうね。次回は忘れずにMP90をボックスに入れて来なければと思う。(つづく)


16/10/29

ラディハンチングは本日までの受付です。受注分のみの生産で受付終了後の追加販売はありません。
どうぞよろしくお願いします。


CASKET ラディハンチング(2016)  ¥5,800(税別)
ラディとはスコットランド(ゲール)語の方言で少年という意味です。幼い少年が大人のハンチングを生意気に被る様子をイメージしてデザイン。頭が大きめの方でもゆったりと被れるような作りになっており、小顔効果も期待!もちろん元々小顔な方は欧米人のようなバランスで被りこなすことが出来そうですよ。


16/10/28

アルセドクライマーのベリーショートハンドル仕様限定でのロイヤルブルースレッドパターンを受付開始いたしました。
レボリューションの限定アンサンドフィニッシュのために、このロイヤルブルーのパターンを考案した時、翡翠のアルセドクライマーに使えば良かったと感じてしまい、どうにも自分で我慢出来なくなって、ついにアルセドクライマーにラインナップさせました。この仕様はボロンハンドル用、ベゼルグリップ用ともに受付開始です。 限定と書きましたのはベリーショートに限るという意味です。4番部分が短いシングルグリップ仕様ではこの多色巻きパターンが面積的に組むことが出来ません。写真はフォントタイプですが、手書きタイプもご要望頂ければお作りします。
もうじき、オフ期間中にブランクをご注文の方々には先行的に銘木リストを出しますのでご検討頂いていた方はこの機にお申し込み頂ければ幸いです。
アルセドクライマー
ボロンハンドル仕様ベゼルグリップ仕様


16/10/27

毎年作っていますが、スズキのカルパッチョ、旨くて幸せ。
カルパッチョの季節に欠かせないのはフォアブルロゼ。近くのスーパーにないので、嫁さんは天神で見つけたらまとめ買いです。

腹身は小麦粉はたいてオリーブオイルでガリッと焼いて塩胡椒だけ。これもいつも通りだけど、やっぱり旨い。
スズキ大好き、寒くなる前にあと三回は行こうと思う。


 

16/10/26

僕にとって秋はカルパッチョ、いやスズキの季節到来です。 今回はMPのテストで色々と実験しています。

同級生、大木くん(独身)が無難に博多湾の鉄板と言われるレンジバイブで釣ります。くっそー俺より先に釣りやがって!
ロッドはトライアンフTRB77HS(EVAボロンハンドル仕様)トライアンフはじめカスケットのビッグトラウト対応のブランクスは海水で使用する時はEVAハンドルを別途作ると淡水、海水とも快適にシーズン通して使える竿になります。

水上さん(独身)も店に売れ残っていたアカキンのレンジバイブでバンバンとスズキを釣ります。
「てしまさん、色関係ないっすね!」って、Teeシャツも着てくれてありがとう。
こちらもロッドはトライアンフTRB77HS。(EVAボロンハンドル・ブリティシュラバーエンド仕様)


太めのラインチューブもテスト。

MP90で表層で誘うと、ギランと飛び出して楽しめるバイトを見せてくれます。数も釣ったのですが今回なかなかサイズが上がりません。
しかし長時間やっても疲れない誘い方や喰わせるタイミングがずいぶん上達出来ました。

またもやレンジバイブで前原さんが80アップの大型を釣りました。
悔しいが秋のシーバスにはレンジバイブが強い・・・・

博多湾のシーバスは遠征でしか釣れないような大型の鱒を想定して良い練習相手です。(ヒラマサはデカすぎてやり取りの仕方が別物。)シーバスは最大で90cmくらいは釣れますから、仮想イトウ、大型ブラウンです。11月一杯は楽しめます。
ランディングも自分でやって色々と確かめています。ロッドはソルティスペイサイドSSP89XHS。陸っぱりもボートも出来る良い竿です。使用しているのは以前展開していたEVAブラックスパルタン仕様です。 現在は赤いラバーエンドとコルクグリップのコルクフラスコ仕様をお奨めしています。

16/10/25

主に、ベイトキャスティングに向いていると考えるテーパーデザインのマークスパイダーMSB55MSを開発中です。(2017年3月完成予定)
センターカット2ピース、印籠継ぎ。スレッドデザインは現在最終案を巻いている最中で、悩んでいた最終的なロゴデータを完成させました。今回のネームデザインはフォントデータはなく、手書きデザインのみとなります。どうでもいいですが、いつも手書きはモンブランかナミキファルコンの万年筆で書いています。


マークスパイダーの特徴は細身のカーボンブランクでティップにパワーを持たせたテーパーデザインです。
ゼロ負荷で投げるスピニングと違って、ベイトキャスティングはスプールを回転させるパワーが要ります。つまりティップのしなりを利用して飛ばすレボリューションのようなソフトティップではなく、キャスティングのパワー伝達をティップの先端に感じつつ、ロッドを後ろに静止してキャスト出来る絶妙な張り、曲がりを持たせています。そしてキャスト後のぶれも少なく、初速のパワーをよどみなくコントロールしやすい張りのあるスローテーパーとなります。このキャストで放たれる一直線のラインイメージが蜘蛛が最初の一糸を鋭く吐き出す感じを連想して「渓魚を狙う蜘蛛」こと「Mark Spider」と名付けました。マークはパーマークを意味するマダラ模様の意。

カスケットのロッドで似ているフィーリングで例えると以下のような感じです。
(1)ハイパーブレイクHBB51MLSのロングバージョンにもう少しティップパワーを入れた感じ。
(2)アルセドクライマーACB52MSの2ピース・ロングバージョン。

ご検討頂ければ幸いです。


16/10/24

少し前の週末、岐阜からいつもお世話になっているTクラフトの二人が玄界灘のヒラマサに挑戦に来てくれました。船はいつものクルーズです。前半、波高くKAVUのハットもご覧の通り。にもめげず、初挑戦のジギングに果敢に挑む「チームTクラフト」

ジギングの基本動作を教えて間もなく、「うお〜、なんだこれは〜!」っと土屋さんが腰を抜かしました。
ロッドはカーペンターのPSC61MLRS

開始早々、僕よりも先に土屋さんがヒラマサを釣り上げました。
すると山岸さんも・・・・ドスンっとフィッシュオン!

ギッギッギー!と鳴り響くドラグ音に山岸さん、リールが巻けずに無言で焦ります。
「つっ強い、こんなにヒラマサって引くんですか?」ロッドはカスケットのBBJ60TJI


最初は上がるかなっと不安を言っていた山岸さんは、終わってみればヒラマサを7〜8本は釣りあげました。「手がホントに痺れました〜」と言ってたのに赤間船長から「ハイどうぞ〜!」のアナウンスが聞こえると、ベールをチャッと返してジグを最後まで落としていました。あなたは立派な釣りキチです。

昼からは一転して快晴。土屋さんは3匹目でダウン・・・。いびきをかいて寝てしまったので、ベッドの青いクーラーに入れた飲み物が取れなくなってしまいました。(汗) とりあえず、僕もγ60、75でアベレージサイズを数本キャッチ。

毎度のクルーズ・赤間船長では遠征、かつ初挑戦の方でも安心して釣りが楽しめます。(有料)
時期によって道具立ては変わるので、僕や赤間さんに相談頂いても良いですし、当日のオススメタックルを借りて「ジギング赤間講習」を受ければ初めての人でもたいてい釣って帰っています。なお、船釣りに慣れていない初心者の方はキャスティングの挑戦(レンタル)は受付けていません。安全上や難易度など理由は色々ありますが、まずは一匹目のヒラマサを手にするにはジギングが近道です。ジギングで面白さを知ってからキャスティングに挑戦してください。

現在カスケットのチャーターは年明けまで定員一杯です。出来れば来年、カスケットのトラウトタックルもご愛用頂く方がヒラマサ遠征に来たいと言うご要望に応えられる日を作ってみたいと思っています。来年になりますが改めて告知いたします。


16/10/22
2017年型ボロンハンドル、および先行販売についてご説明します。
下写真は新たなボロンハンドルの画像です。(画像クリックで拡大)ご覧頂くようにグリップ部分は従来型と金具や形状の変化はありません。追加となるのはリールシート下部のリアコルクが始まる部分にハイカーコルク(ゴム入り集積コルク)をつけ、角割れを防止します。(この部分をウッドに変更するサービスは銘木の有効利用を考慮した上で中止とさせて頂きます。)また下写真右橋のトリガー仕様はフロントコルクの始まる部分にウッドリングを標準として付属させます。


写真拡大

フロントコルクの形状変化はありませんが、5ft(シングル、ベリーショート)およびバルキーバック専用のボロンハンドル8-9ftタイプ F100/R290の先端部分にはハイカーコルクを付属。他のモデルについてはコルク在庫に順次て移行して参ります。製作時には選べませんのでご容赦ください。また長年の使用でフロントコルクの交換を依頼された場合はハイカー付きコルクとなる可能性が高いこともご了解ください。


写真拡大

これまでのエンドウッドだったデザインが大きくリニューアルされています。2017年型はリールシートと同じ銘木を格調高いローレットリングとやや尖形となったエンド金具で挟んだNEWデザインとなります。銘木部分は縮小されましたが、輝くローレットリングにさらなる高級感が増しており、もちろん着脱交換が可能。(これまでのエンド金具、ラバーエンドにも交換が可能です。)またこれまでの銘木エンドと違い、ハイカーコルクが欠けたりして修理する場合でも修理が容易となり、また挟み込まれた銘木リングは接着しなくても止まる構造なので最下部のエンド金具だけを交換することも可能となっています。さらにメンテナンス性を向上させました。


写真拡大

現在までにブランク(オリジナル、カスタム、ベゼル仕様)をご注文の皆様へ
現在、銘木のリールシートを鋭意製作中です。11月初旬にこれから2月までに製作出来る銘木リスト(今回の写真の完成品も含む)をご案内いたします。 先行受注の方々へ一定期間(2週間程度)の間にお選び頂いた後で、ボロンハンドルは製作に入ります。そしてグリップは完成次第、納品させて頂きます。(ハンドル、ベゼルグリップは年内までに完成予定)そしてそれぞれのハンドルが完成次第、ご入金をお願いしますので何卒ご理解、ご協力をお願いします。ブランクの納期は早くても来年の1月以降となりまして代金は完成時のお支払となります。

上記のサービスはトラウトオフ期間(2017年2月末)だけのサービスとなります。またリスト公開時にはまだ銘木が完成していないものも含まれますので画像をお送りすることが出来ないものもあります。何卒ご容赦ください。


16/10/21

レベルワインダーを替えたなら、コグホイールも替えるべきでしょう。スプール回転をレベルワインダーに繋ぐ重要なホイールギアです。純正はご覧のように樹脂単体ですが、アベイル製は肉抜き、そして両軸からベアリング支持。テフロンワッシャーを挟み込んでさらに回転を無重力的な解放を実現します。

ご覧ください、この作り。この小さなパーツにダブルのボールベアリング。さらにこのベアリングも脱脂して、専用オイルを一滴・・・・。もうこんなことをするあなたは立派な2500Cオタクです。(笑)

Eリンクは慎重に飛ばさぬよう、丁寧に外してください。無造作に外すとあまくなるのでご注意。

装着終了。テフロンワッシャーを上下から挟んで止めます。ここで軽くコグホイールを回すと・・・・
2500Cオタクさんは心まで回るそうです。(僕は冷たい目)・・・・やっやってみてください! (汗)


アベイル COGWHEEL 5152    ¥3,050(税別)
ABU 1500C、2500Cなどに採用されているパーツナンバー5152の互換品の互換品になります。 2ボールベアリング化で回転時の抵抗を減らすと共に、7本スポークで軽量化を実現。
ヘッジホッグスタジオ アルケミーオイル ¥1,890(税別)
機械が分かっている男は、実はオイル、グリスに最も注意を払うものです。オイルブレンドはまさに自分だけのシークレットチューンです。


16/10/20

アンバサダーのひとつの特徴として、スプールとレベルワインダーの同調があります。つまりキャスト時にもレベルワインダーが追従して動きます。このレベルワインダーを軽量なものに交換すると軽量のミノーを飛ばす上で、かなりレベルワインダー由来の負荷が減ってスプール回転に貢献することは想像に難しくありません。
写真は純正品を外した状態ですが、内部の爪は再利用します。 また細いPEラインをご使用の方は特にワイヤーがチタン製で磨かれているアベイル製に交換をお薦めします。 使用の方に聞くとライン切れがかなり減るそうです。 ちなみにアベイル製は本体とパイロットガイドキャップはアルミ合金製で純正品の1/3の重さに。重量比較はレベルワインダー本体:1.7g(純正品:4.7g)、 パイロットガイドキャップ:0.2g(純正品:1.3g)
合計比較:1.9g(マイナス3.1g ! 、純正品:6.0g)

また2500Cオタクが拘るのが注油です。このレベルワインダーの爪がせっせと動く箇所にオイルの塗り過ぎは厳禁です。渓流ミノーをキャストする際は塗り過ぎると極端に性能が落ちます。 必要最低限を一、二滴。そしてクリクリ回して全体に均一に綺麗に伸ばして調整します。もちろん、魚と写真を撮る際はリールの水没は禁止。せっかく調整したオイルが流失して不安定になりますよ。 (つづく)


アベイル ABU 2500C用 ウルトラライトレベルワインダーセット 
¥3,600(税別)

重量比較: レベルワインダー本体:1.7g(純正品:4.7g)、 パイロットガイドキャップ:0.2g(純正品:1.3g) 合計比較:約1/3の重さに!
ヘッジホッグスタジオ アルケミーオイル  
¥1,890(税別)
機械が分かっている男は、実はオイル、グリスに最も注意を払うものです。オイルブレンドはまさに自分だけのシークレットチューンです。


16/10/19

ラディハンチングの復刻予告をしてから時間がずいぶん経ちましたが、ようやく納得のいく生地を見付けました。Row Master Productでデザインをサポートしてくれる由実さんのおかげです。僕はあなたの優しい声にいつも癒されています。(笑)

裏地も質の良い配色の素直なチェック柄を選びました。古くなっても愛せる作り。ひとつひとつを日本の帽子職人が手作りしています。 この新たなラディハンチングは6年前に発売した改良型モデルを踏襲していますので、長年使って頂いた方にも被り心地など安心して着用頂けると確信します。(初期型は調整ベルトがありませんでしたが今回は改良型のベルトバックルタイプです。誤解のないようお願いします。)

皆さん、最後の方に販売したオフホワイトばかりを愛用ですが、今回はダークな色も追加していますので、ぜひご検討ください。


CASKET ラディハンチング(2016)  ¥5,800(税別)
ラディとはスコットランド(ゲール)語の方言で少年という意味です。幼い少年が大人のハンチングを生意気に被る様子をイメージしてデザイン。頭が大きめの方でもゆったりと被れるような作りになっており、小顔効果も期待!もちろん元々小顔な方は欧米人のようなバランスで被りこなすことが出来そうですよ。

16/10/18

ベゼルグリップが少しづつですが、仕上がっています。銘木の希少性を考慮に、ボロンハンドルはエンドウッドのデザインを変更しましたが、ベゼルグリップは生産数は上がりませんが、頑張ってオールウッドのこの現行デザインを継続していくつもりです。

そして 今年も永井文雄さんとの彫魚コラボモデルが登場します。ブランクのオリジナル仕様、カスタム仕様のどちらでもこのオフにご注文頂いている皆様には今月末〜来月頭には先行で選んで頂けるよう準備しております。 どうぞご期待ください。

カスケットのロッド総合ページはこちら
16/10/17

カスケットがトラウトロッドのグリップ(ハンドル)とブランクスの関係をカメラのボディとレンズになぞらえて、ずいぶん時が経ちました。聞き飽きている方も多いかと思いますが、今一度ご説明します。開発の発端は枯渇傾向にある銘木のグリップを出来るだけ壊れにくいように、ブランクが折れても再利用できるようにすることでした。そしてバージョンアップを繰り返して長年の使用に*メンテナンス性を向上させたものが現在のボロンハンドルであり、ベゼルグリップであります。(*コルクの修正やエンドキャップ交換)

そして渓流で使うにあたって、傷や破損のトラブルが避けられないのがブランクスです。このブランクスだけの交換を即座に可能にしました。結果、気に入りのグリップ(ハンドル)で趣向の違うロッドブランクスをいくつも使うことができる楽しみが増えた。これがいわゆるカメラのレンズ的な意味合いです。さらに同じブランクであってもカラー違いやガイド変更、スレッドパターンを変えて自由に楽しむことが出来る。これが現在受付けさせて頂いている「カスタム仕様」です。対して通常の定番品としているのものを「オリジナル仕様」と呼んでいます。「オリジナル仕様」については 10月5日にも記載ありますのでよろしければご覧ください。

カーペンターのルアーを個数制限以上にご注文のお客様へ
ご注文に個数制限を明記しているのに関わらず、多く注文されたご注文はすべてのご注文(全数)をキャンセルとさせて頂きます。(このことも何度も(今回も)告知しております。) お電話やメールを頂いて修正を申し出られても、余計に業務が混乱し、適正に操作することが出来ません。あしからずご了承くださいませ。

追記
当店ではカーペンターのプラグを出来るだけ多くの方に、かつ公平に販売したいと努力しております。 個数制限はたくさんの方にお配りしたい考えであります。 今回、カーペンターのルアーの販売においてカード決済を不可にした背景のひとつは、ご注文が同日に一回ではなく複数回のご注文をなされる方が多く、後から送料を一度にしたいのでまとめて欲しいとの要望を頂くことが多かったためです。つまりカード決済のプログラムはカード会社との通信で行われており、当店が後になって金額を操作することが難しい業務です。今回はカード会社との連携はありませんが、このような同一人物からの複数の注文は今回も多数来ており、正確にコンピュータが計算したはずの金額を我々が手計算でやり直すリスクと手間が伴い、件数も多いこともあり、業務が複雑になっています。
16/10/15 【臨時のお知らせ】
*本日はPM12:00オープンとさせて頂きます。誠に申し訳ありませんがご来店予定の方はご注意ください。


玄界灘、クルーズにて、釣り人は58歳の平島さん。行きがけ、「歳を取ると毎晩、足がつるので困りますね」と盛り上がり、そう言ってた通り、このヒラマサにはかなりいいように走られ、「ひいひいハアハア」喘ぎ喘ぎのラマーズ釣法とか、訳の分からないことを言いながらも10.8kgのナイスサイズをキャッチ。 お誕生日に良い釣りになりましたね!


さてこの時はカーペンターのγ45でのキャッチでしたが、本日は舞姫120BF120が入荷しましたので公開いたします。
カーペンターのルアーはネットからのお申し込みのみの受付とさせて頂きます。お電話では受付できません。また今回よりカーペンターのルアーに限りまして、カード決済を不可とさせて頂きましたので、何卒ご理解ください。販売には個数制限もございますので守って頂きながらご注文くださいますようお願いいたします。

16/10/14

トラウトオフ期間のこれから受注を頂くにあたって、オリジナルモデルの新作をいくつかご紹介しておきます。

(1)アルセドクライマーACB52MS(ロイヤルブルースレッドVer)を発売します。
上写真と同色のスレッドパターンを期間限定バージョンとして販売いたします。(RB55MS-USと同パターン)
ただし、こちらはベリーショートバージョンだけの発売です。シングルバージョンをお持ちの方がベリーショートバージョンをお買いになる時に両者を区別しやすいように考案しました。ご覧の通り、多色巻き部分がバットに施されますのでシングル用の4番では短すぎてこのデザインを組むことが出来ません。同じ理由によりACB52LSにも採用できません。 また販売価格は多色巻きとなりますので通常品と比べて金額は上がります。来週には公開予定です。

(2)NEWブランク ”Mark Spider|マークスパイダー MSB55MS” を発売します。
スレッドデザインなどは未決定ですが、キャストトルクのあるテーパー設計のブランクです。特にベイトキャスティングリールを使用した場合にとても投げやすいティップ&ベリーの設定になっています。 ベイトキャスティングに向いていますが使い方によってはスプーンニングにも適しており、スピニングバージョンもラインナップします。シングルグリップ設定、センターカット2ピース、印籠継ぎ。フィーリングはACB52MSにも似ていますが、3インチ長い分、キャストの優位性があると感じます。詳細の公開は11月を予定です。

16/10/13

渓流禁漁期のトラウトオフは、皆様に道具を選ぶ楽しい季節であることをご提案します。

2016年10月〜2017年2月までの期間中にブランク、グリップ(ハンドル)をご注文頂いた方にはいくつかの特典があります。
(特典1)ボロンハンドル、またはベゼルグリップを優先販売。
(特典2)ブランクまたはグリップ(ハンドル)金額の5%ポイント還元(現金決済のみ)
(特典3)ブランクとハンドル(グリップ)のセット購入の方には5,000円キャッシュバック
(特典4)ブランク塗り替えなどカスタムオーダーにおいてオフ期間の特別値引き。

ブランクはオリジナル仕様、カスタムオーダーのどちらでも適用されます。セット購入時のキャッシュバック総額は最大で10,000円相当ですので、ぜひこのオフ中にご検討ください。

特典の内容についてはこちらに記載ありますのでご確認の上、お申し込みください。ご不明な点があればお電話でもスタッフが対応します。

【カスケットのオリジナルタックル】はこちら


16/10/12

季節が秋らしくなったのでフィルソンのバッグを新調した。実はこの秋に入荷させていたものは僕がどれにしようか悩んだあげく、「ええい、届いてから決めよ!」と言うことになった。仕事の打ち合わせはカメラ、ノートが必須なのでこのくらいの大きさが欲しい。ショルダーストラップを使う時は本体のジッパーを閉めないでも使えるように互い違いにベルトが始まっているところが技ありです。

おまけに内部にはノートや雑誌が入る大型のスリット型大ポケット(1)、ジッパー付き中ポケット(1)ジッパー無し小ポケット(1)ペンホルダー(2)(シャーペンと格好付けの万年筆を入れるのだ。)そして外部にはボタン一箇所の幅はフロント一杯ある大型ポケットが裏表に各(1)TRAVEL BAGというだけあって本体内部は非常に広いマチがあるので、着替えや、一眼レフ、水筒など、かなり入りそうだ。

ハンドルは肩提げと手提げの両方を使えるので持ち替えにもお洒落で便利。普段は見えませんが底部は贅沢な一枚革、表生地はコットンでありながら汚れにくいパラフィン加工で雰囲気抜群の仕上げ。ハタから見るとフィルソンのブランドタグはなくて、辛うじて真鍮のボタンにFILSONの小さな刻印だけ。これでは見る人が「あら、あの大人のバッグ、どこのかいな?」と余計に視線が来るのではないかと自分勝手な心配・妄想も抱いております。普段使いの"TRAVEL BAG"うむ、気に入りました。

皆様、ご安心ください、このバッグをはじめ、僕が悩みに悩んで仕入れたバッグシリーズはスタッフの康平や椎葉も欲しいかもと悩んでいたので無駄に二個以上の在庫を積んでいます。さっ、スタッフ達に卸されてしまう前にご検討ください!

2016秋冬新作のフィルソン・バッグはこちら


16/10/11
おはようございます。連休を頂いておりました。本日より営業再開です。さて、熱い玄界灘のつづきから今週はスタート。

夕闇迫る頃、少し喰わない時間が続きましたが、海が再びざわつきだしました。急激に気配が感じられる。そんなタイミングでした。僕も4kgサイズを追加。すると隣の松添さんの操るγ90-Lに大きな水柱が上がりました。直後に始まるけたたましいドラグ音。間違いなく10kgは確実に超えるヒラマサの引きです。掛けたのはミヨシ(船首)でしたが、浅い水深でヒラマサも必死。少しでも自分に有利な場所に走ろうとします。瞬時に魚の向きに気付いた赤間船長が「トモに走って来てー!」と叫ぶ。もう少し移動するのが遅かったら船体に擦れて切れることろでした。やはりこいつはデカイ。

格闘開始から6分くらい経ったでしょうか。ボトムは切れているので、後はゆっくりリフトするだけと思いきや、もう一度、底に戻らんとする勢いで下へ下へと突っ込むヒラマサ。「ぐわ〜」とか「おりゃ〜」「ひえ〜」とか松添さんは思い付くだけのうめき声を上げながらファイト。けっこう面白かったです。(笑)そしてついに巨体が浮上します。

ロッド:BLC84/22、ルアー:γ90ーL
やりました。夏マサの割に太っていたので、大台の20kgに到達したかに思えましたが、17.8Kg、しかし自己記録更新。お見事です。
シケで海に出られない時は練習で近くの野池でデカイヒラマサ用のプラグを投げ、小さな子供から「音がうるさい」と𠮟られた松添さん。今度会ったら、このヒラマサの写真を見せてやりたいですね。さ、秋の海が始まりましたぜ。


16/10/08


悔しいが何度もデカイヒラマサにはやられてしまう。そんな失意の僕に、薄ら笑いを浮かべ「てしまさん、残念でしたね〜!」と言いながら、自らは幸運を手にした方々をイヤミたっぷりに紹介します。


この日は篠塚さんのγ75が火を吹く勢いの連続バイトでした。プラグのチョイス、アクションが合っているとはまさにあの状態です。魚からフックを外して投げたらまた掛かる、また掛かる!そんな状況でしたから、完全に海は俺のものだ的な笑顔が忌々しい。ロッドはBLC84/22R-P1。


続いて同級生の独身貴族、大木くんです。決して爽やかとは言えない笑顔ですが、お金はそこそこ貯めています。自分もよく釣るくせに、他人の釣れた魚にもしっかり嫉妬します。でも心根はきっと(たぶん)優しい性格です。この後、ナイスなヒラマサをジギングで上げていましたが、自慢げな顔が気に入らないので割愛。そんな大木くんに花嫁求む!ロッドはPSC61MLRS。


ヒラマサは釣れなかったけど、思わぬ高級魚の釣果に合成写真のような笑顔の加藤さん。よく見るとあご紐の黒いのが写って合成っぽく見えるんですな。「てしまさん、鍋、鍋、なべ〜!」って3回言わなくても分かりますよ!
(つづく)

今週末(10月9日、10日)は連休を頂きます。ご注文の返信などは明けの11日(火)から再開させて頂きます。
皆様も良い週末を!


16/10/07
カーペンターキャスティングロッドの「F3 711/40」、「CV79/35」が入荷しました。
そして僕らの渓流オフはじっとしているわけではありません。 恒例の「川を下って大海原へ」であります。いつものクルーズで出掛けてきました。

「今日は気配がありますよ」と赤間船長の言葉通り、着いたばかりのポイントで早速、ヒラマサのバイトの水柱が上がります。4〜5kgサイズが釣れた後に、γ75をテンポよく引いていると、見たこともないような大きさのヒラマサが飛び出しました。僕はトモ(船尾)でやっていたのですが、あまりの大きさにミヨシ(船首)でやっていた人達の眼にもその巨体が真横から飛び込んでくる様子が見えたそうです。とにかくデカイ!これまで見た中で1、2を争うような巨大なヒラマサが横っ飛びでほぼカラダの全部が見えましたがすぐにフックアウト。しばらく呆然となりました。「あれは掛かっても獲れないかもしれない・・・」そんな気さえしました。

気を取り直してKLL018Aをジャークで軽快に泳がせ、回収間近の頃、今度は「ボシュッ!」大きな吸い込み音とともに海中にプラグが消し込みました。一気に鳴り響くドラグのけたたましさに、なかなかのサイズが掛かったのが分かりました。水深は12m。どんどん出るラインに持ちこたえようとしました。一瞬止まったのを見て竿を起こそうとしましたが、構えようとしたところで今度は向きを変えて走り出しました。おそらくはすでにボトムに居て、周囲を見渡し、逃げ込めそうな岩を見付けたに違いありません。ラインはPE6号で、割ときつめにドラグ値を上げていましたが、ロッドをガクガクといわせてラインをリールから引き出します。どんどん出て行くラインに赤間さんから「出していい、止めたらダメ〜」と言われ、そして一瞬止まった隙を見て「巻いて〜!」と激が飛びます。しかし無情にも即座に強烈なランが再開。次の瞬間、ロッドがフッと元に戻ってラインが切れました。またも敗北です。(つづく)


16/10/06

さて、渓流オフ。コンクルージョンをお持ちの方はネットに染み付いた魚の匂いを手洗いして落とし、グリップにはオイルを何度も薄く塗っては乾かす、この楽しいメンテナンス作業を終えたら、自室の壁に掛けて楽しむ季節の到来です。ランディグネット「Conclusion」はこの冬も販売を企画しています。オフの時期だからこそ道具選びの時間や予算が割けます。こちらも準備が出来次第、告知して参りますので、新調をお考えの方々はどうぞ楽しみにしていてください。


カスケット ディスプレイスタンド ¥500〜(税別)
ベゼルグリップやボロンハンドルといった、脱着できるトラウトロッドだからこそのディスプレイの楽しみといえます。オイルメンテと合わせて購入頂ければより便利です。
カスケット 銘木メンテナンスオイル ¥900(税別)
少しずつの早めのお手入れが長持ちと艶やかな光沢の秘訣です。傷が付いてもメンテできるオイルフィニッシュの魅力です。お暇な休日や平日夜の楽しみにしてください。

 


16/10/05
本日は台風の影響もなく無事に営業しております。お休みの旨を知らせるお知らせが昼過ぎまで掲載中であったこと、たいへん失礼をいたしました。

毎年恒例の渓流オフのカスタムロッド製作。もちろん今年もさせて頂きます。来週には受付ページをまとめますので、ご検討の皆様にはもうしばらくデザインを練り上げていてください。さて、 何度か言っていますが、「僕のおすすめは?」と聞かれれば、即答で「オリジナル仕様」です。試作を繰り返し、熟慮して絞り出すかのようにオリジナルのネームやスレッドデザインを決定しているわけですから、それだけの自信と誇りを持っています。 修理が早いというメリットもあります。

しかし、お客様から依頼されるカスタムロッドのスレッドの組み合わせやロッドのカラーに眼を奪われることがあるのも事実です。今年はどんなセンスをもって依頼され、我々を驚かしてくれるカスタムロッドが誕生するのか楽しみにしています。


16/10/04
本日は2500Cのチューニング、スプール交換編です。

アベイル製のスプールはたいへん軽量でラインキャパも少ない浅溝スプールでたいへん良好です。ニーゴーシーを渓流で使うにあたって、ぜひ交換をお薦めします。まず上図のように純正部品は組まれています。2500CのCたる由縁のボールベアリングは純正の場合、サイドプレートに格納されていますが、僕はロングシャフト側のボールベアリングはスプールに組み込んで使用しています。



スプールの違いは一目瞭然です。さてこの際、ベアリングもヘッジホッグのセラミックボールのオープンベアリングに交換します。ベアリングをグリスレスにしてから適量の専用オイルメンテするのがニーゴーシーオタクの赤間流です。好きな人は細部までやらないと気がすみません。さて組む前にまずは上写真のパーツの確認をしてください。

チューニングで組み替えするスプールの組み立て順に並べてみました。左から説明します。左端のブレーキブロックはそのまま純正の二個タイプを僕は流用しています。そして、マイクロスプール、スプールシャフトスプリングを入れて、AIRボールベアリング、そしてスプールピニオンギアもサイドプレートから取り出してスプールにセットし、最後に右端のEリンクで止めて完成です。

スプールピニオンギア、ホルダーフォーコグホイールのパーツは上写真の場所に入っているパーツです。このスプールチューニングの場合、サイドプレート側の黒いパーツ(HOLDER FOR COGWHEEL BLACK)は不要となります。

チューニングパーツ完成図。ぜひニーゴーシーをお持ちの方はアベイルのスプールキットをこのように組み換えてお試しください。当店のマイクロスプールは当店の依頼でEリンクを同梱してもらっています。 細かい部分ですがあるとないとでは違います。


16/10/03

ルーカステイラーver.2016にご予約の皆様ありがとうございます。
現在もご予約受付中のルーカステイラーは10月10日までにご注文のお客様は先行受注として必ず納品させて頂きます。
よって10月10日以降のご注文は任意で決定した在庫余剰分からの受付となりますので、完売次第終了となります。
確実に入手したい方は10月10日までにご注文くださいますようお願いいたします。

ところでルーカステイラーは前丈はやや短め、後丈は少し長めに作っています。これがオフショアの時のファイティングベルトの邪魔をしないのもウリのひとつです。また渓流遡行においてウエスト(ヒップ)バッグを装着した場合、フロントはバックルがやや隠れる程度で、後ろ丈は少し長いので背面バッグのレインフード代わりにもなります。写真はライフウエストを見せるために少し上げていますが、これがヒップバッグの場合はある程度、被せることが可能というわけです。フロントにくるっと回した時は前丈が短いおかげで中のものが取り出しやすいです。我ながら使っていて便利だなと思う点でした。皆様よりのご注文お待ちしています。


CASKET Lucas teilor II(2016)  ¥33,000(税別)
実は、ルーカステイラーは背中から見てもカッコいいんです。II型2016版はすべてのサイズにおいて袖を長くしました。右腕にBounc TECの刺繍を追加、胸のLucas Teilor刺繍も右から左に修正しております。



16/10/01
てしまニュースをクルーズ船長の赤間がジャック!(その2)


アブファンはご存知の方も多いかと思われますが、この全バラシするときに最も気を付けなければならない部品が、ウォームギアをフレームに固定するためのプラスティックの爪です。画像のように爪の両端をゆっくり押し込むように外していきます。この爪が、すでに折れている、もしくは脱着時に折れてしまった場合は、要交換です。

写真はフレーム修正機に掛けている状態のフレームです。スッポリとハマらない時はハンマーで叩いて修正です。
オールド・アンバサダーに共通して言えることですが、金属パーツの接合は、「かしめ」にて固定されています。大型の魚とファイトしたり、無理やり根掛かりを切ったりと長年の負荷によりメインフレームのかしめが緩んだり、フレームそのものが歪んだりします。そのような状態で、いくら高価なベアリング入りのチューニングパーツを組み込んでも、効果は期待できません。僕はPEラインも使用するので、フレームやスプールの変形は常に気になります。よって手持ちの2500Cを直したり、チェックするためにフレーム修正機も揃えました。

赤間さん、まずは基本のメンテが肝要だというレポートありがとうございます。
これから具体的なカリカリチューン「パーツ」の取り替え方を紹介しますが、それぞれの交換部品は本日入荷しましたのでこちらの商品ページに公開済みです。効果や優先順位など詳細についてはまた後日ご説明します。

さて、雨かと思えば真夏が戻って来たような暑さ!そしてまたもや台風発生。最近は梅雨よりも秋雨の雨の方が要警戒だと言っています。皆様も安全や体調には気をつけて、良い週末をお過ごしください。


16/09/30
てしまニュースをクルーズ船長の赤間がジャック!(今後時々、登場します。)

渓流オフシーズンを迎え、来シーズンまでの楽しみとして、ニーゴーシーのカスタムをクルーズの赤間がご提案いたします。
普段大きなヒラマサが相手ですが、実は僕、繊細な釣りも大好きです。いや、ヒラマサ釣りも繊細さが大事なんですよ。

さて、ABUアンバサダー2500Cこと、ニーゴーシー・シリーズは、1975年に販売開始され、若干のマイナーチェンジはあるものの、基本構造はほぼ変わらず、数年前まで製造・販売されていたロングセラーリールです。その昔、おこずかいを貯めて買った、思い出のニーゴーシー。ここ最近ニーゴーシーで狙う渓流の魅力にハマり、機械好きの僕としては、あれこれチューニングパーツを購入しては、どこまで最新リール並みの性能に近づけるかも楽しんでいます。

まずは基本のオーバーホール。僕は好きで度々やります。オールドアブはシンプルな機構なので、知らずにバラしても大抵の察しがつくパーツが多いので組み上げは楽です。古い年式のもの、比較的新しい年式のもの、ハードに酷使したもの、新品デッドストック、様々な個体がありますが、いずれにせよ内部のグリス・オイル等は、必ず劣化していきます。中古で購入した個体には、パーツ欠品や組み違いも多々あります。また、パーツの一部には、樹脂パーツもあり経年劣化等により破損している可能性もあります。なので、チューニングパーツをそのまま組み込んでも、期待するようなポテンシャルは発揮できません。

まずは、全バラシ・洗浄・脱脂・グリスアップ・組み立てから僕は始めます。そこで必要なのはパーツクリーナー。パーツひとつひとつを綺麗に洗浄し注油し直すだけで全然違うわけです。ノーマル状態で、回転フィーリングのいいリールを組み上げることが、渓流で快適に釣りをするための第一歩だと思うのです。 歯ブラシ、キッチンペーパー、パーツクリーナー等を惜しげもなく使い、古い油脂類を丁寧に取り除きます。ただしパーツクリーナーの種類によっては、樹脂類を痛めるものもあるため注意が必要です。(ナフコがオススメ)



来期の渓流、そして一生の釣りをともにする相棒です。土手で滑って転んで付いた傷にも思い出の愛着があります。
まずは機構を知る意味でも自分でしっかりバラしてクリーニング!(つづく)