【モンスタープロデューサーのアクションの仕方】
(1)ただ巻き
モンスタープロデューサー(以下MP)はこれまで見たことがないくらいお尻を支点に頭を振るローリングアクションです。この動きは浮力の強いトローリングのビッグミノーにやや似ています。実は、このアクションの一定のただ巻きがトラウトに効果的で、鱒の頭上でこの動きを継続すると魚がついに浮いてきて捕食してしまう。また軽くロッドを揺するようにリーリングスピードに変化をつけるだけで頭の振り幅が変わるのでトウイッチに似たアクションも可能です。
(2)ジャーク&ダイブ
MPはジャークしてからストップを掛け、ラインスラックを出してやると勢いよく水面に浮きます。この瞬間にバイトがでます。さらに一旦浮くことで水面に波紋を起こし、それから軽いジャークでダイブを繰り返すことで、消えては現れる明滅のようにアピールさせることで、ボトムや下層にいる魚に強烈に誘い上げます。水面が波立つというのは大きく魚を集魚する効果があるので、広大な湖や海でもぜひお試しください。特に回収する寸前の自分が立つ直前にあるカケアガリは丁寧に誘ってください。警戒心の強い大型鱒のほとんどが、ここを狙ってミノーを捕食すると思います。
下連続写真(左)ダイブ(中央)ローリング&ダート(右)ラインスラックのテンションを抜いてやるとMPはここまで浮上する。
【モンスタープロデューサー90mmと145mmの違い。】
両者は大きさ、重量の違いはもちろんですが、アクション設定が異なります。90mmは流水での使用にも耐える浮力とアクションが調整されており、やや浮力が抑え気味です。145mmは遠投はもちろんローリングとアクションの強弱でワイドな動きができることも特徴で、湿原河川、サーフ、湖沼など水深もあり、静水や適度な流速で多種多様な連続した誘いが効くようにセットされています。
土日しか釣りに行けないのに、80cmを超えるトラウトをこれだけ釣ってくる方はそう居ません。釣果画像はこれ以外にも約2〜3倍はありますが、モンスタープロデューサーだけの釣果を集めてセレクトしています。もっと大きなイトウやアメマスの写真もありましたが、場所の特定に繋がりそうな写真は載せていません。それだけ多くの大型トラウトがこのルアーで釣れています。
アングラー:片岡鉄也様、MP145でイトウの公式日本記録などを取得。
アングラー:志賀康彦様、MP90での釣果をいただきました。