ブレーキシステムをマグネットへ交換

少し前までは、クラシックなABUアンバサダー達がマグネットブレーキ仕様に出来るだなんて考えもしませんでした。
僕のイメージとしてはアブといえば遠心ブレーキ。しかし「ベークライト」素材のブレーキブロックは吸水性が有る為に、オイルや水気の影響で、効き方が一定ではなく、ムラがある様に感じていました。（長く使うと摩耗してしまうという欠点も....）

そこで試してみたのがアベイル製のマグネットブレーキ「Microcast Brake AMB1520」
個人的な使用感になりますが、使ってみたところ、想像以上に投げやすくなったと思います。
ブレーキの効き方が非常に秀逸で、しっかりバックラッシュを抑えながらも飛距離が伸びる様になりました。
安定して軽い力で投げられることで余裕が生まれますので、キャスト精度の上昇にも繋がると思います。

それでは交換方法をご紹介！（とはいっても非常に簡単です...笑）
1:本体サイドプレートを外してスプールを取り出します。

2：遠心ブレーキのユニットを引き抜きます。（スポッ！と簡単に外れます）

3：遠心ブレーキユニットがを外した場所に、商品に付属の白いスペーサーを装着します。（これが無いとスプールがぐらつきます）

4：マグネットブレーキ本体と付属ブレーキブロック4個。個人的には、3g程のミノーを投げるには2個がベストだと感じました。

5：ブレーキブロックはマグネットですので、ドライバー等に付けて取り扱うと脱着し易く、無くす心配もありません。

6：セッティングが完了したらマグネットブレーキ本体を、ハンドル側サイドプレーと内側に取り付けます。押し込んで固定するだけの取り付け。使用中に外れたりしない様に硬めになっていますので、しっかり押し込んで装着して下さい。あとは元通りに組み上げれば完成です。

正直、思っていた以上に使い易くなり、実用的なカスタムとなりました。
マグネットの数を変える事で、ブレーキ調整出来ますので、更に色々試してみたいと思います。
ABUは遠心でしょ！！と思われている方も、これは一度試してみる価値がありますよ。

アベイル　Microcast Brake AMB1520 　¥3,000（税抜） クラシックなルックスだけど、中身は「マグネットブレーキ」。なんともアンバランスですが、これが非常に使い易い。 遠心力ブレーキのようにブレーキブロックが摩耗したりする事がない、という利点もあります。