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CONCEPT|コンセプト】
マークスパイダーはベイトキャスティングリールを想定して作られた渓流ブランクです。
アンンバサダー2500Cから放たれる一直線のラインイメージに蜘蛛が最初の一糸を鋭く吐き出す感じを連想して「渓魚を狙う蜘蛛」こと「Mark Spider」と名付けました。*マークはパーマークを意味するマダラ模様の意です。マークスパイダーとアンバサダー2500C。この関係性は切っても切れません。(惜しくも昨年亡くなられた本山博之氏が開いた)渓流ベイトフィネスは、アベイル・チューニングパーによってABU2500Cのオールドリールに新たな息吹を与え、今、渓流ルアーの世界で再認識されています。
アンバサダー2500Cをそのまま使うことは、正直難しい。アベイルパーツと的確なセッティングで軽やかなキャストフィーリングが得られます。アブのチューニングについては
こちらを参照ください。
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LINE UP|それぞれのモデルについて】
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MSB48ML-T3|
MSB49MLT|
MSB51MLT|
MSB55MT|
2021NEW!
通称:MSB483
【MARK SPIDER "Pack Special" |MSB483MLT(3Piece )& BORON HANDLE】
MATERIAL:CARBON & BORON(*
TUNING FORK BORONN HANDLE)
GUIDE:富士工業 チタンガイド
LENGTH:4ft 8inch
LURE WEIGHT:2~6g*
LINE:3~6LB(PE~0.8号)*
ハンドル別ブランク仕舞寸法:約46cm
*参考値であり投げ方や使われる方の技量、合わせるリールによって表記とは感じ方が異なります。
【MSB483ML】マークスパイダーコンセプトのパックロッドが登場。
渓流ルアーのベイトキャスティング、トリガースタイルの需要に応えて、ショートレングスでさらにパック化を進めました。源流でも容易に持ち運びできるブランクの登場です。こだわり抜いた印籠継ぎで見た目にも非常に美しいブランクです。本来、この渓流パックロッドのコンセプトは
アルセドクライマー分野なのですが、ベイトキャスティングコンセプトであることの出発点を明確に謳うため、マークスパイダーの名前を冠しています。MSB51、49で培ったキャスティング設計を壊さぬよう、最も重要な曲がる部分に継ぎ目を持ってこない3ピース構造。ソフトにしなるティップ1番に48というレングスながら飛距離も十分飛ばせるよう盛り込まれた2番、そして3番バット部分にも大型の渓流魚が掛かっても、楽しくコントロールできるパワーを備えています。キャスティングをより楽しんでもらえるようあらゆるキャストを検証した動画も合わせてご覧ください。
【MARK SPIDER "Flippin'Special" |MSB49MLT(1&Half)】
通称:MSB491
MATERIAL:CARBON & BORON(*
TUNING FORK BORONN HANDLE)
GUIDE:富士工業 チタンガイド
LENGTH:4ft 9inch
GRIP HANDLE LENGTH:フロントコルク40mm、リアコルク(トリガー金具から下)100mm
LURE WEIGHT:2~6g*
LINE:3~6LB(PE~0.8号)*
ハンドル別ブランク仕舞寸法:約107cm
*参考値であり投げ方や使われる方の技量、合わせるリールによって表記とは感じ方が異なります。
【MSB491ML】フリッピンスペシャル・MSB49開発のきっかけ
2019年、angler
saitoさんの要望により、さらに51MLのフリップキャストへの特化版のプロジェクトが動きました。そこで要望されたものとはレングス5ftを切るという命題です。ティップセクション、ミッド、バットと繋いで、51の快適なキャストをそのままに、全体を短くしていく作業が始まります。実にブランクは4回作り直し、細かい微調整を重ねました。結果、MSB51MLの1番は、ほぼ手を加えないという実にシンプルなものに行き着きました。これはMSB51MLの設計がすでに渓流のフリップキャストに最適な設計バランスを突き詰めていたことの証です。続く2番を短くしていく作業はたった20cmしかないブランクを慎重に弾性率を変えながらキャスト時の無段変速的なスムーズな曲がりを保ちつつ、フッキングにおいても不安のないレベルを模索。さらに汎用性、限界点がどこまでいけるか?ここにおいては今シーズンangler saitoさんの膨大な日数と多くの実績を経て、ここに49フリッピンスペシャルの完成を迎えました。
【MARK SPIDER |MSB51 MLT(1&Half)】
通称:MSB511
MATERIAL:CARBON & BORON(*
TUNING FORK BORONN HANDLE)
GUIDE:富士工業 チタンガイド
LENGTH:5ft 1inch
GRIP HANDLE LENGTH:フロントコルク40mm、リアコルク(トリガー金具から下)100mm
LURE WEIGHT:2~6g*
LINE:3~6LB(PE~0.8号)*
ハンドル別ブランク仕舞寸法:約107cm
*参考値であり投げ方や使われる方の技量、合わせるリールによって表記とは感じ方が異なります。
【MSB511ML】フリップキャストを楽しみたい、1&Halfが産んだ特化型コンセプト。 渓流ベイトフィネスを大躍進させた2500C。そしてフリップキャストの特化を謳った初のブランクスがマークスパイダー51です。誰にでもフリップキャストをし易く、わかり易くするためにキャスト変換点を明確にマーキングしたブランクです。我々が持つ名竿レボリューションの1& Halfから派生を進めた新たな試みのブランクです。十分な設計範囲を持つ1&Halfマンドレルを使用し、一般的な渓流ミノーに対してティップがしなり易く、かつ放出パワーを得やすい箇所をカーボンのパターンを複雑に構成し、細部まで微調整を繰り返して設定。結果、フリップキャストの力点が明確にアングラーへに分かるようにしています。これはパラボリック過ぎる、または力点変換点の設計がないブランクだとどこまでも曲がるため、アングラーのキャストするときの振り幅、速度、強さに影響される要素を最大限、竿の性能が適正値に修正してくれます。
さらに49と比較して、渓流全般(多少の本流域)への汎用性を持つブランクがMSB51MLです。明確に分けるとすればフィールドの規模で決めてください。川が狭い(49)か広い(51)か、モグラ叩きのような正確なショートフリップキャストが必要(49)なのか、広く探るロングキャストが必要(51)なのか。さら、さらにロングキャストが必要な場面ではMSB55Mへと繋がっていきます。MSB55のキャストコンセプトにおいてはこちらのページ(リンク)で別記しています。
【MARK SPIDER |MSB55MT】
通称:MSB552
MATERIAL:CARBON & BORON(*
TUNING FORK BORONN HANDLE)
GUIDE:富士工業 チタンガイド
LENGTH:5ft 5inch
GRIP HANDLE LENGTH:フロントコル40mm、リアコルク(トリガー金具から下)100mm
LURE WEIGHT:3~7g*
LINE:4~6LB(PE~0.8号)*
ハンドル別ブランク仕舞寸法:約85cm
*参考値であり投げ方や使われる方の技量、合わせるリールによって表記とは感じ方が異なります。
2020年廃盤決定につき、修理は2023年で受付を終了しました。
【MSB552ML】オーソドクスなパラボリックコンセプトで作られた、懐かしくも新しいブランク。
MSB55MTは渓流ベイトキャスティング専用に設計されたスローテーパーアクションのロッドです。ロッドをわずかにテイクバックさせ、少ないモーションでもキャストパワーを得やすく本流のような渓流域でもロングキャストが可能です。ベイトキャスティングに不慣れな方でもバックラッシュを起こしにくい、素直な調子のブランクです。もっと言うと55MTはロングキャストモデルといっても過言ではありません。なお、55MTでのフリップキャストは慣れた方だとできますが、短いスタンスでやるには曲げにくく、ライトなMSB51MLTまたはACB52LTの方がティップをコントロールしやすいです。
上図は3〜4gのミノーを軽く振った場合のロッドのしなりのイメージです。(MSB49=51)大きく曲がる分、ロッドの反発はより大きく得られますが、ブランクに使用されているカーボンの弾性率で反発力が異なります。反発力の数値はあくまで目安としてお考え下さい。しかし上図を見ると小さくしなっても反発力が強ければよりルアーを前に飛ばす力は強いと考えられます。この場合、スイングスピードは考慮に入れていません。もちろんキャスト時はスイングスピードも影響しますが上図は含んでいませんので、実際には体感としてお考え下さい。