【BULKYBACK|BBB88XHS】MATERIAL:CARBON & BORON(*TUNING FORK BORONN HANDLE) |
【CONCEPT|コンセプト】
開発のきっかけ
バルキーバックは北陸のモンスターサクラマスを狙うアングラー達の要望から生まれました。「激流の中に巨大なサクラマスが潜む。」そんな話をしてくれた常山氏は二年連続で70cmを超えるサクラマスをトライアンフで上げる。しかしそのファイトにはいくつかの不安があった。それは雪シロを含む本流の押しの強い流れでバットの限界近くまでトライアンフが曲がり込み、どうにもこうにもコントロール出来なくなる時間があることだった。現に場所の悪い所では魚を止められず、何度もバラシを経験した。この問題を解決すべくバルキーバックはトライアンフのモアパワーバージョンとしての開発がスタートした。
トライアンフのモアパワーバージョンとは、
元来、トライアンフはそんなに弱い竿ではない。綺麗なベンドカーブで暴力的に暴れ回るサクラマスに対してスムーズにロッドが反応し、口切れやフックアウトを防ぐことができる。このトライアンフ、60cmくらいのサクラマスではまったく問題はないのだが、60cm後半となると魚は別物と考えた方が良い。 また狙いの70cmサクラが激流でヒットするとロッドはバットから曲がり込み、どうすることも出来なくなる。それ以上ラインを出すとどうにも出来ない場所に魚が入ってしまう。だからバルキーバックはバットパワーを10〜15%上げた。しかしサクラマスの暴力的なファイトへの追従性や、ティップのしなりだけで軽量なフローティングミノーを投げることや、重めのスプーンをしっかりと投げやすい性能はそのままにスムーズなバットパワーの補強を行っています。
対象となる魚種
バルキーバックの対象魚は70cmサクラマス、海の80オーバーのモンスターアメマス、湖の80超えのレイクトラウト、ブラウン、レインボーなどを狙える。そしてこの最終テストには日本が誇る最大の淡水魚であり、鱒の王と言ってもいい、イトウを選んだ。特に波、風の厳しい海イトウでの使用でもバルキーバックは非常に力強く応えてくれたのである。
上写真は片岡様からのメータークラスのイトウ、アメマス。ミノーはバルサトラッド90F。この他にも多数の大物がプロトタイプのバルキーバックで上がった。トライアンフのベイトバージョンも使いながら新型バルキーバックのキャストフィールややり取りなど貴重な意見を聞きながらバルキーバックは最終の仕上がりを終えて、2015年10月より発売を開始いたしました。
こちらは2015年の春に手島が自ら最終テストに臨んだ際のイトウ。ルアーは新作のモンスタープロデューサーことバルサトラッド145で80アップのイトウを5本を含め同行した椎葉氏とともに海アメ、海サクラも20本以上の釣果で最終テストを終えた。