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ベゼル・グリップは渓流スピニングロッド初となるブランク着脱が可能なグリップです。 ベゼルは本来時計のガラス蓋を固定するリングのことで、フロントグリップの形状から名付けられました。ブランクをウッドリングとフェルールで留めるカスケットが開発した唯一無二なブランク脱着方式です。 2016年モデルより内部カーボンにボロンをコンポジット。見た目は変わりませんが、ボロン素材が発揮する感度を垣間見て頂ければ幸いです。*使用上のご注意:ベゼルグリップの使用にはナイロンラインを基本としてください。PEラインの使用や過度な負荷によりフロントが外れてしまうと修理ができない場合がございます。

ブランクを自由に替える、ベゼルグリップ・システム


渓流を様々に楽しむにあたって、複数のロッドがあれば楽しみは無限に広がります。同じヤマメを釣るにも張りのあるロッドのドキドキ感や柔らかなロッドで時間を楽しむ釣りもあります。場所によって長さの好みも千差万別です。カスケットでは希少な銘木の贅を尽くしたロッドを製作。そんな銘木のグリップを出来るだけ一本で幅広く楽しめるように考えたのがベゼルシステム、ブランク着脱仕様の発想です。しかも渓流ロッドの美しさはそのままに。どうぞ熟練者も初心者の皆様にも渓流ロッドの新たな世界を楽しんで頂きたいです。
>> ベゼルグリップ専用ブランク

(写真左)ベゼルグリップのフロントキャップ内部には六角ネジで中のカーボンとネジ止めされていますが、接着も同時に行っているためネジを回して緩めることは出来ません。(写真中央)エンドキャップはボロンハンドルと共通で交換が可能です。(写真右)フロントグリップの形状は親指を乗せてキャストしやすく設計されています。親指と手の腹でロッドを押えることが出来るので人差し指のサミングに集中できます。


ベゼルグリップ・ラインナップ

現在ベゼルグリップに装着が可能なブランクは10機種。またフェルールのみの販売も行っていますので、お好きなブランクに装着が可能です。

VERY SHORT MODEL(全長:195mm 参考重量:99g)

源流で度々コースを変えながらミノーアクションを駆使するアングラーにオススメの超ショートグリップです。
5’5’’以下のロッドに最適です。

SINGLE MODEL(全長:235mm 参考重量:128g)

渓流全般、オールマイティに使用出来るグリップ設定です。バランスもよく、重量感はさほど感じないベストバランスです。

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ブランク脱着の仕方

ベゼルグリップはご覧のフロントグリップを時計回り逆に回転させると締めつけ部が外れてブランク固定を緩めることができます。

ブランク固定にフロントネジを締め込む際は、工具などで強く締め込むことはしないで下さい。
締め込みは手で締め込む程度にして下さい。

十分に固定が緩むとこのようにグリップからブランクが外れます。その際フロントのウッドリングはフェルールに止める仕組みになっており、グリップには固定されていません。これはブランクのセンター位置を合わせやすくするためにあえてフリーにしています。
フロントリングの紛失にはご注意ください。

完全に外した状態がこちら。
ウッドリングが入る部分は精密ですのでゴミなどが入らないようにご注意ください。ゴミや異物が入ると十分な固定を得られない場合があります。

ウッドリングとフェルールのツバの部分にはクッションを利かせるためにOリングが入っています。なおウッドとフェルールの噛み合わせは経年劣化も考慮して若干きつめになっています。抜く際は出来るだけフェルールのローレット(溝刻み)部分で擦って広げすぎないようにご注意ください。
ブランクを着脱するのに必要なフェルールは内径に合わせて6種類ご用意しています。なお現状のグリップ・フロント形状ではブランクの直径9.0mmが最大です。

フロントおよびブランクの固定、締め込みについて

フロントネジを締め込む際は、工具などで強く締め込むことはせずに手で強く締め込む程度にして下さい。ブランクとガタツキなどが出てきた際は、指で示した箇所のネジに比較的粘度の高いグリスを注して下さい。

上記のグリスアップを試してもガタツキが出る際は内部のフェルール金具を締め込むジュラコン・パーツの劣化の可能性があります。ジュラコンパーツはフロントネジを最後まで締め込むとピッタリと隙間が閉じるくらいが理想です。すり減ってきた場合はジュラコン・パーツのみで販売しています。