戦略・ダウン勝負の【HS】、アップ勝負の【SHS】
明日発売のトラッドミノーTRAD60シリーズの2種類についてご説明します。
まずは重量から。TRAD60HS=6g、TRAD-R60SHS=7.8gとなります。両者の主な使い分けはダウンとアップのどちらをメインでヒットポイントに持っていくかで選びます。
基本的にはややアップ目に入れてから、自重を利用して目的のタナ調整(沈下)させていくことに変わりはないのですが、両岸のシチュエーションや川幅でコースは立ち位置で限定されるシーンがあります。この場合、どちらが最適なのかをしっかり選んでください。
Rはレスポンスが良く、アップでも的確にロッドアクションに応えながら左右に渓魚を興奮させつつタナを下げていけます。
ダウンで長時間ゆっくりとドリフトさせながら仕掛けていくにはHSを選んでください。少し送り込んだらアクション開始はやや弱めに糸を張る余裕を見て投入ポイントを見極めてください。R-SHSもその重量を利用して流速で釣り合わせつつ、そこそこの流れならばダウンに向けてもタナを確保する能力はありますが、Rは流速の速いダウンでは浮き上がりがHSよりも早くなってしまうことは覚えておいてください。
要は魚が労せず捕食できる位置にミノーを定位させることができるか、これに尽きます。普段出ても来ないようなサイズの用心深い渓魚に口を使わせるためのキーポイントです。これはフライでも顕著ですね。コースが違うと全く出て来ない、追っかけさせるコースではなく即バイトできるコース取りができるようになれば、今行く川の渓魚のアベレージは自ずと変わります。
今回のトラッド60発売は明日の午前9時です。明日は土曜日、釣りの道中、最中の方も少し手を止めて、ホームページチェックよろしくお願いします。
ゆうあんの村上さんに撮影およびガイドをお願いしました。ハーディサウンド目指してチューニングしたドラグ音をお聞きください。(ギャギャギャと五月蝿い、本人にとってはシフクノオトです。)
TRAD-R50S
TRAD-R 50S
2020年2月発売色:グレーマウス、アルプスイワナ
今年は子年であります。楽しい干支カラー「グレーマウス」をセルタカラーで企画しました。さらに今回は洋鱒カラーとしてシューベルト第二弾となるアルプスイワナを初お目見え。かなり凝った配色で複雑な色味できっと釣り人も魚も魅了するはずです!
この比重バランスは非常に微妙なラインで水温やフックセッティングでフローティングになる場合もあります。
スペック
Length: 50m 、
Weight: 3.2g(ボディのみ*公差あり)
Type: Slow Sinking 、
Ring&Fook: #1 & #12-14
TRAD-R50SHS(希望小売価格:¥4,050)
2020年2月発売色:レインボートラウト、ゴールデントラウト
前回TRAD50SHSとして販売したモデルと同種ですが、この度TRAD-MINNOWとの差別化によりRブランドの別種として再登場です。今回は洋鱒カラーとしてほっぺの赤いレインボー、そしてアメリカのゴールデントラウトを塗ってみました。海外鱒にも想いを馳せる楽しいカラーです。
Length: 50m 、Weight: 5.1g(ボディのみ*公差あり)
Type: Super Heavy Sinking 、
Ring&Fook: #1 & #12-14