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15/04/06
渓流において・・実験的にフックを前後に付け、どちらのフックにヒットする傾向が強いかを検証していました。
二つも付いていると針ハズシする時に自分の指を刺しそうになるし、早くどちらかに絞りたいと思っていました。
結果、渓流はリアの方が多い。よってこの日はリアフックだけで検証です。
ジャックガウディJrを使うと言ってもこのくらいの規模の淵では使いませんし、意味をなしません。
この水深(1.5m以浅)であればミノーで十分。この日はハッスルトラッドの最終カラー選考を兼ねていたのですが、
この時も面白いように反応があり、ほとんどの良い流れで小型ながらヤマメを引き出します。
(ハッスルトラッドでの釣果は二人で20本以上はあったと思いますが正確には数えていません。)
本日はジャックガウディJrの話。(上写真は別の日で淵の規模イメージ。)
使用頂きたいポイントとは、「居そうなのになかなか魚を出せない深過ぎる大淵」であります。
水深にして2.5m以上の深い淵の魚は、雨で大水でも出ていない限りは、
なかなかミノーで浮上させて、口を使わせるのが困難な時があります。
先に結果を言うと、この日は6淵のチャレンジで4キャッチ、2バラシ。内、ミノーで釣れた後のキャッチが2回あり。
無反応の淵はゼロと、ジャックガウディの効果を感じました。
リアフックはトリプルでも良いのですが、僕はシングルが最近のお奨めです。
しかも管付きシングルでなく耳付きのシングルフックを強く推奨します。
リアフックにすることで水平フォールの間が長く取れる効果もあります。
そして、まずは投げる前に見える流れでどのくらいのスピードで沈むのか、
どのくらいの強さで綺麗な横向きのアクションが出来て、フォール姿勢を生み出すのかをよく観察してからキャストしてください。
現在、ミノープラッギンフックが製産が間に合わず欠品が続いているのでツインフックも使用しています。
ヒットシーンも撮影して動画を編集中ですが、もう少しお時間をください。
動画の方が解説は簡単なのですが文章と図で記すと、使い方は以下の通りです。
(1)淵の頭、もしくは落ち込み前の次の渕尻のギリギリにキャスト。
(2)ラインを張りながら落ち込みに送るように2m以上の淵で2〜3秒ほど沈める。(テンションフォール)
(3)アクションは横向きでも縦でも状況に合わせて加えていいのですが、
ミノートウイッチよりも短く、小さく、やや弱めにラインスラックを出し過ぎないトウイッチを入れます。
これは手前に飛び過ぎるとリアフックを拾ってしまうので流速に合わせて適宜調整が必要です。
(4)そして、そのままトウイッチを連続させると意外とジャックの浮き上がりは早いので、
一旦テンションを保ったまま0.5〜2秒沈めて、もう一度2〜5回ほどの移動距離の少ないトウイッチを打ち込む。
そうして水深をコントロールし、ミノーイングと別の魚を獲るには出来るだけボトム付近のリフト&フォールを意識してください。
ジャックガウディJrがスプーンとの違いは流れに強く、沈みが早い点、鉛と比べると横にひらひらとする時間が長く、
フォールでも当たりが期待できることです。スプーンよりも沈むのが早いおかげで淵の前半からボトムの鱒に存在が示され、
狙いの効果が上がります。湖はまた別のアクションですので、それはいつかまた解説します。
皆様も良い釣りを!