ミステリーランチの代表モデル“3 DAY ASSAULT”をスケールダウンし、ミリタリーの最前線ではなく日常での使い勝手の良さにフォーカスした2デイアサルト。MOLLE などのミリタリー由来のディティールも残しつつ、内部はPC/ドキュメントスリーブが採用されサイドジッパーから素早い出し入れが可能です。
容量 : 27L
重量 : 1.4kg
寸法 : 53cmx30cmx28cm
素材 : 500D CORDURA®
・2つのジッパー式蓋付きポケット
・パッチ取り付け用のトップリッドベロクロ
・2つの内部ダンプポケット
・サイドジッパーからメインコンパートメントへのアクセス可能
・2つの内部メッシュポケット
・取り外し可能なウエストベルト
・コンプレッションストラップ
・外側のMOLLE
伝説的パックブランド「クレッターワークス」や「デイナデザイン」を創設してきたバックパック界の巨匠”デイナ・グリーソン”氏が2000年に新たに立ち上げた「ミステリーランチ」。印象的かつ優れたルックスでアパレル界でも人気が高いブランドですが、その真価は見た目にあらず。本日から「究極のバックパック」と呼ばれる由縁を紐解いて行きたいと思います。
■ここがスゴいぞ!その1(軍や特殊部隊に採用されるほどの堅牢性と実用性)
ブランド最大の特徴はその耐久性にあり。元々パックの修理屋がルーツであるデイナ・グリーソン氏。だからこそ、壊れやすい箇所や構造に対しての知識は並外れています。現在では軍や特殊部隊にも製品を供給しており、また逆にそこで培われたテクノロジーも全製品にフィードバック。1にも2にも耐久性と使い勝手、あらゆる「想定外」への対応力を最優先した物作りです。
画像の「2デイ・アサルト」にも搭載されている、モールシステム(多数のベルト)は外部装備を簡単かつ確実に装着できるミリタリー由来の拡張システム。
樹脂バックル付きのコンプレッションストラップは増えた荷物を外側で縛り上げるための物。大きな荷物にも対応できるよう、ストラップはあえて長く余白を持った設計。
生地がパンパンに張り詰めた状態で、摩擦などの負荷が掛かると破れやすいのは誰しも想像しやすいと思います。ミステリーランチの底面は、わずかにサイズの異なる2枚の生地を重ねているため、中がパンパンでも生地が突っ張らず破けない。もちろん濡れた地面に置く時も水が浸透しにくいのです。さらに生地は耐久性に秀でた500デニールのコーデュラナイロンを使用する徹底ぶりです。
ジッパーを開くとき、反対側の手は必ずと言っていいほど、本体のどこかを摘んで支えてしまいます。それなら!とジッパーを開きやすいように最初から「つまみ」を装備。更にこれがループとなっているため、カラビナを掛けたり紐を通したりと使い方は自由自在です。こういったアイデアを随所に搭載。フィールドで研ぎ澄まされた実用性はダテではありません。
■ここがスゴいぞ!その2(徹底的なまでの品質管理)
実は一個一個に製造時期と製造ラインと明記したタグを付けるほど厳密なクオリティ管理がなされています。本社工場での生産クオリティはもちろん、海外の契約工場にも直接出向き厳正に品質管理。米国製との品質差はありません。
■ここがスゴいぞ!その3(完璧なフィッティングによる背負い心地)
フューチュラヨーク・システムと呼ばれる、背面長を無段階調節できる構造により、様々な身長体型にも完璧なフィッティングが可能。背中に張り付くようなフィットは、荷物の重さを分散し、体への負担を軽減。つまり実際よりも「軽く感じる」造りなのです。
フィールドでの使用時、体に感じる負荷に関しては、バッグの「実重量」よりも「バランス」つまりどこに重量が乗るか、という事の方が重要と感じます。このフィット調整によって、背負い心地も良くなりますし、何より「自分だけのバックパックになった!」という愛着が湧いてくるのです。
■ここがスゴいぞ!その4(多目的な用途にも対応する計算された内部設計)
ミステリーランチの「顔」とも言える3ジップデザインは、軍用無線機を一瞬で取り出すために開発されたもの。メインスペースへの荷物の出し入れが非常に容易で、かつ様々な内部ポケットにもアクセスしやすい秀逸な構造です。
モデルにもよりますが、サイドポケットが一般的なバックパックよりもかなり広く設計してあるのもミステリーランチの特徴。ロッドチューブはもちろん、小型ランディングネット(コンクルージョンST23)をスポッと挿しておけるほどの幅広さ!(驚)
天板部分も抜かりなくポケットを搭載。画像の「2デイ・アサルト」は2ポケットに分かれており、取り出す頻度が多い小物などを整理しておくのに役立ちます。ジッパーは全て止水ジッパー、生地は撥水加工が施されていますので、天板と言えど小雨程度ならヘッチャラなのです。
バックパック, 渓流, トラウト, ボーズマン