カスケットのオリジナルフライリールブランド "Reading Edge" から、往年の名機達のような風格を持ちながら、現代のグラスロッドやグラファイトロッドにも合わせられるような小型トラウトリール「GORDON:ゴードン」が完成しました。リール名は、米国フライフィッシング史において、ドライフライの父と言われる人物「セオドア・ゴードン卿」にちなんだ名称です。
リールには標準仕様として「刻印入りサイドプレート」が装着されていますが、付属パーツとしてカスタム用「紋章&ネーム入りサイドプレート」も同封いたします。
ラインキャパシティ:#3〜4+バッキング少々
直径:64mm(フット含まず)
フレーム幅:39mm(ハンドル、ビスなど含まず)
リールフットサイズ:長さ60mm、幅13mm
重量:約136g
付属品:ラフアウトレザー・リール袋、紋章&ネーム入りサイドプレート
■特徴
1点1点削り出し、手作業で磨き上げられたアルミ素材のフレーム、両軸式のスプール、クラシックなS字ハンドル、テーパーの付いたハンドルノブ、ニッケルシルバーのパーツなどを組み合わせたバーミンガムスタイル。
特に拘ったのはハンドル周り。クラシックアメリカンなテイストは残しつつ、繊細なラインを描き、小さな日本の渓魚達の傍らに置いた時、そっと馴染むようサイズ感、質感に拘りました。
■本体素材
アルミニウム、ブラス、ニッケルシルバー、ステンレス(内部ビスなど)
■サイドプレート
過去の名機達はサイドプレートにエボナイトやベークライトを使用していましたが、耐衝撃性や重量、万一の修理対応なども考慮して、現代の樹脂であるエンジニアリングプラスチックABS樹脂を採用。軽量かつ耐久性に優れます。
プレート表面は、削りと磨きを繰り返して、手間の掛かる半光沢ヘアライン仕上げとしました。
■クリック
小型ながら、楽器のように美しく響き渡るクリックチェック機構を搭載しています。ドラグ機能は付いておりません。
■メンテナンス
極めてシンプルな構造のため、基本的にはメンテナンスフリー構造です。
通常、分解はほとんど不要ですが、ご自身で分解メンテナンスなどをされたい方は、専用レンチ(別売)をご注文ください。
※専用レンチは、リールと同時注文の場合のみの製作可能です。
※内部ビスは耐久性を重視して「六角」を使用してあります。分解の際は別途六角レンチ(2mm)も必要となります。
■使用上のご注意
スプールが完全に内蔵されている両軸式のリールは、ティペットを先端まで全て巻き取ってしまうと、稀にスプールとフレームの間にティペットを噛みこんでしまう場合があります。
構造上、気軽にワンタッチ開閉などができませんので、収納時はティペット先端まで完全に巻き取らないようにしておくことをお勧めします。
※商品画像は右巻きです。左巻きはハンドルプレートも反転して”逆S字”仕様となります。
※一台一台手作りされていますので、各パーツに小傷などがある場合もございますが傷が味わいとなるリールでもあります。予めご了承くださいませ。
14年前に販売していたカスケットのオリジナル・フライリールブランド「リーディングエッジ」。これを再始動させるべく進めていたフライリールが、ついに完成しました。
「GORDON:ゴードン」というリール名は、米国フライフィッシング史において、ドライフライの父と言われる人物「セオドア・ゴードン卿」にちなんだ名称。
百年以上も昔に氏が考案した美しい名鈎「Quill Gordon」が似合う、そんなクラシックデザインと、伝統的な両軸機構を現代的解釈で再構築したフライリールです。
シンプルな造形に徹しながら、無骨にならない繊細な仕上げは日本が誇る職人技の結晶と言えます。リール径は64mm、ラインキャパシティは#3-4wt。日本の小渓流に似合う使いやすいスペックです。
ナローなS字ハンドル、テーパーがついたノブ、小ぶりなキャップ&カウンターバランサー、ニッケルシルバーが見せる淡い黄銀色。その全てが美しき日本の渓流魚に見合う為の設計です。
こだわっているのはリール本体だけではありません。付属のリール袋はレザースタイル・ペルフェットに依頼した特注品。牛革の分厚いラフアウトレザーを使い、刻印入りの紐留めオイルドレザーパッチが付属します。
反対面には、プレスによって紋章のみを入れたシンプルなプレートが標準装備されていますが、交換用パーツとして、レーザー刻印による精緻な紋章&ネームを刻み込んだカスタムプレートも付属しますので着せ替えで楽しむことが可能です。
受付の準備がようやく整いました。是非このリールを、小渓の宝石のような鱒達の傍に添えて下さいませ。
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